2016/02/24

ここの暮らし


私の住んでいる所は北海道室蘭市で北海道という漠然としたイメージとは違い工業の発達した地方市になります。

しかしその街中から少し外れたところは集落と言っても過言ではないでしょう。
買い物をする為にバスに乗らなければならない所が増えてきています。

車を所有してるんですけどが、それに乗れない年寄りもいます。

高齢化が進み若い人は都市部に行く人が殆どです。
年寄りだらけの集落と化してしまったんです。

都市部からは決して想像することの出来ない姿がここにはあるんです。
都市部だと幸せに暮らして行けると信じて子供を都市部に送った親達の集落なんです。

実情は就職先がなくて都市部に行くしかなかった、というのも事実です。

夕方、小さなワンコを連れて散歩している年配の人達を良く見かけます。
子供が去った後の寂しさを紛らわすためにワンコと暮らしているように思えます。
本当にそうなのか?は分かりませんがそう感じてしまいます。

ワンコ連れの人達が、すれ違いざまに挨拶を交わしています。
まあ、悪くはない感じです。

本当に高齢化が進んでしまった町です。
高齢化が悪いものとしているのではないんです。
要はバランスが問題なだけだと思います。

子供と大人のバランスが自然な形でないと集落も成り立たないんです。

今日も救急車が家の前を通りました。
ここ、モトワニシの人口は4千から5千人位だけど、救急車が通るのは珍しくない日常になりました。


それ程、天国に一番近い町になってしまったようです。



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