2016/02/24

昔の田舎時代


子供の頃は家に居るなんて考えた事がなかったように思います。
裏山がすぐそこにあったし、小学生の時はテレビもない生活だったからです。
しかも、ここ室蘭はその時代 、仕事を求めて多くの人がやってきて人で溢れていました。

道を歩くと子供にぶつかる。と言われた時代だったのです。
小学生になった時は4クラスありクラスの人数も45人、ぎゅうぎゅう詰め状態でした。

当時、娯楽のない時代の運動会などは親たちは場所取りで戦争状態だったようです。

今でもその時の事を興奮して話す人が沢山いるのは本当に凄かったのだと思います。
毎年ルールを決める時も相当もめたそうです。

自分の歳に近い人たちが運動会の話で盛り上がるネタはバナナの話が多いです。
3ヶ月も前から、運動会の時にはバナナが2本食べれる話で盛り上がりました。

時代は昭和40年ごろ?だと思います。

その時代は何でもおおざっぱな事が多かったように思えます。
まあ、労働者の街なのでしょうがないです。

その頃、自分の夢も大人になったら毎日バナナを食べる事だったし、、、

東京で妻が入院してお金に困った時、食費を節約するのに毎朝バナナ1本を朝食にしていたのですが、、、皮肉にも夢が叶っていたとは、、、驚きです。


労働者の街は物事の考え方まで斜め上を向いていたように思います。
小学6年の卒業間近に、将来の夢について作文を書かされた時がありました。

少しだけ大人になっていた時ですが、裏山から見える室蘭港に入る大きな船が心に焼き付いていたのです。

作文には当然、船乗りになって世界中を回ってみたい、、、などなどと書きました。

放課後、職員室でこっぴどく叱責されました。
先生に「お前一人だけバカな事を書いた」
もっと現実を見るように、、、遠回しに、いい労働者になれ!!!

その頃の自分も半分は理解していました。
現実的とは身近にいる大人の姿を真似る事。そんな、大人になること。

でも少し情けないでしょう?
小学生にそんな現実を教えることも、、、自分も半分、納得してることも、、、

少年よ大志を抱け、、、そんな風に教えていた先生が、、、
その時から作文が大嫌いになりました。

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